朝まで念仏!

朝まで「南無阿弥陀仏」 知恩院でミッドナイト念仏

 浄土宗総本山・知恩院京都市東山区)の国宝・三門で18日夜、念仏を夜通し唱える「ミッドナイト念仏」が開かれた。極彩色の天井画が施され、宝冠釈迦牟尼(しゃかむに)仏像(国重要文化財)や十六羅漢像(同)が並ぶ楼上に、木魚の音と「南無阿弥陀仏」の声が響いた。

 宗祖・法然の遺徳をしのぶ法要「御忌大会(ぎょきだいえ)」(18~25日)の一環で、念仏に親しんでもらおうと1997年に始まった。午後8時から翌朝7時まで出入り自由で、多くの参拝者が訪れては一斉に木魚をたたき念仏を唱えた。(久保智祥)