マンガブラックジャックのピノコを再現

f:id:also333tan:20150330002620j:plainマンガ「ブラック・ジャック」に登場するピノコを完全再現した早稲田大学のロボットが、先日ネット上で「怖すぎ」、「完全にホラー」、「コワッチョンブリケ」と話題になっていた。 
これは「漫劇!!」が、去る2月18日~22日に上演した舞台「『漫劇!!手塚治虫 第一巻』~手塚治虫の名作が舞台で蘇る!~」に、早稲田大学理工学術院の高西研究室(高西研)が協力したもの。暗い舞台照明の中で撮影された写真はなるほど確かに、夜道などでは出会いたくない類いのそれだ。とはいえ、このピノコロボットは、作中のブラック・ジャックによる手術シーンを、原作通りに再現するのを可能にした画期的なロボットだという。 
早稲田大学理工学術院の高西研究室で、噂のピノコに実際に会ってきた。 

(中略) 

西研で目指しているのは、「ピノコのようなヒューマノイドロボットが、舞台にいろどりを加えることで、文化の発展の一助になるように」(橋本氏)。 
そして、「漫劇!!」は、「今後も手塚作品の上演を続けていく上で、原作に忠実に手塚先生の意志を舞台上で正しくお伝えしていきたい。次の公演は7月を予定していますが、今回の試みで、また少しそれに近づけたと思います」(工藤氏)と、舞台芸術におけるリアルさをより追求していくのだという。「ホラーだ」と騒がれたピノコロボットは、日本一原作に忠実な手塚治虫作品の舞台を完成させるための、努力の結晶なのだった。